写メ日記 | 最期の1%

最期の1%

2025/02/08 19:08:32

  • 最期の1%

こんばんは~少し時間が取れたので
日記を更新しようと思います


養母の死を受け入れてから喪主を務める私は

母の最後をどう共に過ごすか考えていました

私の中でどうしても母に最後にしてあげたかった

のが【湯灌ゆかん】です

仏葬で棺に納める前に遺体を湯でふき清めることです



これをするために葬儀・火葬を4日ずらしました

そうしてでも

やってあげたい一番私達家族でこだわっていた事です

自分の住む県で最高評価の湯灌師さんに

お願いしました

お風呂入れから死化粧・納棺まで全ての工程を

湯灌師さん二人が行い本来は参加したい御家族は

手を洗ってあげるくらいらしいのですが

私は家族皆んなで全ての工程をしてあげたい!

と無理を承知でお願いし

その希望を心良く全て叶えていただきました

本当に感謝しかありません

孫二人は母の洗髪や洗顔をして

私は上半身と下半身を丁寧に洗わせていただきました

ちょうど私からは母の顔がよく見える位置で

孫が「お婆ちゃん頭痒かったよね~痒いところある?」なんて話しかけながら洗ってると

なんとも気持ちよさそうな顔をしているんです

(嘘?死んでるとは思えない…母の表情が喜んでいるかのように見えました)

温かいシャワーをかけると昔家族で行った時に

温泉に浸かって幸せそうな笑みを浮かべた

時のような顔になり(嘘みたい)

冷たく死後硬直していた母の手も指先まで

温まり硬直がとれ柔らかくなった

なんだか生きてるみたいで凄く凄く私達にとって

夢のような尊い時間だったのです

お風呂から上がって着替えも全て湯灌師さんと

私達でしてお化粧は全て私達にさせてくれたので

私と娘で

「ここのシミ隠してあげよっか?」とか

「唇はもう少しプックリ感出して塗ってあげようか?」とか

「おばあちゃん可愛くなったよ~」

な~んて他愛もない話をしたり

おばあちゃんに話かけたり…

まるで入院生活で離れ離れの6年の時間

を埋めるかのような家族団欒の時間を1時間半

くらいでしたが過ごせました

不謹慎な表現かもしれませんが

本当に本当に嬉しくて楽しく幸せなひとときでした

湯灌(ゆかん)はただ綺麗にしてあげるために

お風呂にいれてあげる!と言う目的かと

私自身はじめ思っていたのですが

故人が無事に成仏できるように…

現世の悩みや煩悩を洗い流して

来世への旅支度を整える意味もあるようで

故人の労をねぎらい入浴により一生を終えた

故人の疲れを癒す意味合いがあるらしいのです

この数年の闘病生活はコロナやインフルエンザが

蔓延して面会制限あったりして

「あのときああしておけば」と自分を責めている方もいらっしゃったと思うんです(私もその一人でした)

そんな何かしてあげたいのに出来ない現状も嫌で

現実と理想のギャップに悔いた時期もありました

でも愛がある以上そのとき出来るベストの選択はしてるはずで…そう想い母の闘病を支えてきました

悲しみって…別れをそれほど悲しめる関係性が

築けた幸せがそこには隠されていると思うんです

なので悲しみを消すのではなくて

悲しみとともにある幸せに目を向けて

その後どう生きていくかが大切なんだと感じてます

マザー・テレサさんの有名な言葉に

「人生の道のりがどんなに苦しいものであったとしても最期の1%が幸せであれば

幸せな人生として終えられる】とあります

私たちの家族の役割は

ただただ別れを悲しむ事だけではなく

「幸せな最期」を迎えさせてあげること!と

母の死を受け止めた瞬間に思い

私のその思いをを

子供達にも伝え二人とも共感してくれました

母の湯灌が終わり棺に入った最期の顔は間違いなく

皆んなが母の幸せを感じ取れた時でした

私達が生きている間に

先に旅立つ母を“看取る”ことで

死のあり方、生のあり方を学び

母の命を大切に引き継いでいきたいと

心から思いますし母の死からこの数日の私の学びを

子供達と共有出来て今まで以上に

母を含め【家族の絆】は深まった気がします

私が風俗写メ日記で2回に分けてリアルタイムで

養母の死について

その時の感情をありのまま自分の気持ちを整理させるためにも書き綴ってみました

【死】と言うものに対してネガティブな感情や苦しみ・悲しみ・孤独・色んな感情が生まれると思いますが私は私とご縁があり

こうして日記を通じて出逢った方に

私自身の体験を通じて何かを感じ取っていただけたらいいなという思いと

皆様が愛する御家族のために

【最期の1%の幸せを家族で作り上げて

幸せな人生として終わらせてさしあげてほしい】

そんな想いで日記を書きました

喪主を務めた私が葬儀・火葬全て涙を流さなかった

理由そして悲しみが消え去った理由は

「死んだら終わり…」といった目に見えるものが全てという『いのちの理解』から「亡き人と一緒に心の中で生きていく」という『いのちの理解』が出来たらからだと思います

火葬が終わり

ようやく一緒に住んでた家に連れて帰って

あげることができました

沢山の方々に支えられ母は幸せな人生を終えれました

また天国で会える日まで私も精一杯生きたいです

改めて

心配してトークを送ってくださった皆様

「ありがとうございます」

見たよ!押して励ましてくださった皆様

「ありがとうございます」

遠慮してトーク送れない・気を使って見たよ押せない

けど日記読んでくださってた皆様

「ありがとうございます」

皆様の想いが伝わって元気に明るく前を向けました

次会う時は明るく元気な私で皆様の元に迎えます

お陰様で成り立つ人生~皆様に感謝

around40みゆう


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