【風俗伝記第一章⑧】 ~道子さんの目論見~
2024/12/19 19:03:19
【風俗伝記第一章⑧】
~道子さんの目論見~
初対面の印象から
一変した道子(実父の姉)さんが切り出した
「本題に入るわね、貴女の父親が肝臓癌でなくなりました、それで先日分かったことなんだけど弟の生命保険と財産の受け取りが一人娘の貴女になってるんだけど、それを全て放棄して欲しいのと、貴女の事を私達は身内として認めないから戸籍からも外れてほしい」と言う内容でした
まだ20代の私にとって
道子さんが言っている事の意図とする事が
読み取れず頭は混乱状態
お金の事より
会ったことのない父親がどんな人だったのか
もっと聞いてみたいし
私を何故捨てたのか
私の事をどう思っていてくれたのか
色々聞いてみたかったのに‥
そんな事を聞ける状況にもない事はすぐに察知
これから起こる出来事の最中
道子さんは事あるごとに
【死人に口無し】と言う言葉を私に吐きました
道子さんの死人に口無し発言は
嘘を言っても何をしても
死人(実父に口無し!真実なんか分かりはしない!
という意味に私は捉えました
私は元々貧乏な家庭で育ってきたせいか
物欲もなくお金に対する執着もなかったので
保険金や財産を受け取る気はさらさらなかった
これは私の勝手な思い込みですが
大金を手にすると
何か大切なものをを失う気がして
怖かったのもあります
ただ私の戸籍から父親の名前に
バツが付く事だけは嫌で
そこは道子さんに伝えましたが
あまりに私が引き下がらないため
話し合いは平行線
道子さんは絵に描いたように
怒りを露わにしながら
一旦大阪に帰っていきました
【風俗伝記第一章⑨】
~◯◯◯◯不存在請求事件~
次回に続く