【風俗伝記第一章⑥】 ~院長の世話係~
2024/12/14 12:04:48
【風俗伝記第一章⑥】
~院長の世話係~
当時70歳を超えた院長先生の
お風呂介助が何より皆んな学生が逃げ出す
原因だったのではないかと思います
学生を雇うまでは全て
院長のお風呂から着替え、
靴下を履かせ、膝枕で歯磨きまで
全て婦人がされていたみたいですが
その仕事を思春期の女子高生に
やらせるわけですから
それはそれはとてつもない苦痛です
毎日21:00からの院長のお風呂と膝枕歯磨き
その時間が近づいてくると
ストレスからか?吐き気をもよおしていました
内容物は出ないので
トイレで指を突っ込んで吐く日々
半年を過ぎた頃でしょうか
頭には10円ハゲ
友達から指摘されて合わせ鏡でハゲをみた時
涙がでました「もう限界」
現状から逃げ出したい‥本気で思いました
それでも私には帰る場所なんてない!
心をなんとか沈めたのを覚えてます
院長のお風呂入れをしても
アソコが勃つわけでもないので
本当に医者の仕事以外は何もしない人で
私達学生には害がないと言えば害はない
女子高生にとってはやはり
見る事!触る事はとてつもない
精神的苦痛であったのは事実でしたが
これも看護師になるための仕事と
割り切ってやると心も若干楽になりました
医院での生活は
1に辛抱 2に忍耐 3.4が無くて 5に我慢
この頃の私は
とにかくストレスのキャパシティが
まだまだ小さいと感じていました
モノは考えようで
これから起こりうる全ての事に耐える
キャパシティを増やすために
私は今この院長夫妻に鍛えられているんだ!
と思いながら生活しはじめたのが
高校1年の終わり頃
私は高校生活3年の下宿期間
一日たりとも幸せとか楽しいと
思ったことはありませんでした
院長夫人のイジメは毎日続きましたが
気付いた事があります
イジメや嫌がらせはなくならない!
小さな子供は
悲しいことがあればすぐ泣くけど
大人になるにつれ我慢ができるようになります
人の心と身体って
凄い順応性を持っているんだ?と気付くのです
他の学生は嫌なら実家に帰る
と言う選択肢があったから簡単に逃げ出したけど
私は逃げ場がないから
起きた現状を全て受け入れて
順応していくしか生きていく道はなかったのです
つらさに順応するための私の特効薬は
それ以上のつらい環境【養父との生活】
これが順応出来たきっかけであったと言えます
長い長い3年間の
高校生活が終わりをつげました
卒業と共に正看護師の学校にいくため上京
ここから
薔薇色の人生が待っていると思っていたのに‥
【風俗伝記第一章⑦】
~私の人生の歯車が狂いはじめた~
次回に続く