【風俗伝記第一章19】 ~亡き実父のメッセージ~
2025/02/11 19:01:06
風俗伝記は事実に基づいたお話です
(前回記事は1/31 になります)
【風俗伝記第一章19】
~亡き実父のメッセージ~
誰から生まれた子供か当たり前に
皆んな分かることが
自分が誰の子か分からなくなった時
私の中で戸籍上だけで
会ったこともない父親であっても
【父の存在が当たり前】になっていました
その当たり前に思っている存在が
自分のそば(戸籍上だけの繋がりでも)から
いなくなったとき例え紙切れ一枚の事でも
寂しく辛くて孤独感に苛まれるんだと知りました
当たり前にあるものは
その存在の大切さや有り難さに
気付く事はなかなかできません
みんな普通に父親が誰が知って生きてるのに
私はそれすら知る権利を与えられない
何日も心は晴れずモヤモヤしていましたが
ある日
夢に影だけの実父がでてきました
何も言わないのですが
私を見て優しい瞳で笑っていました
そして起きたら私の目から涙が流れていました
そこで私は気付いたのです
日常に起こっている現象を当たり前ではなく
かけがえのないことだと心に留めて生きよう
これは夢の中の父に教えられました
戸籍上の父親が誰であろうと紙切れ一枚の事で
私が実父(信博さん)の事を本当のお父さんである!と思えて私を愛してくれていた事実を知れたのだから
それだけで充分だし私は世界一幸せ者だと
心から思えました
そしてその日から私は自分を傷つけた人に対する
ネガティブな感情を手放して
自分を自由にしてあげる事にしました
これまで私が受けてきた全ての怒りや不満の
数だけ感謝と思いやりに変えよう!
20代の私がそんなことまで考えれるようになり
実行できたら亡くなった実父も
きっと天国で喜んでくれる気がします
私はこの経験で沢山の物を失いました
何かを求めれば何かが去り
何かを失えば何かが得られる
人間が生きてきて「全てを失うことは不可能」
と言うことに気付いたとき
目を向ける先は失ったものではなく
【自分の元に残ったものと新たに得た物】の
大きさや大切さではないか?と思ったのです
私にとってこの経験は
なくてはならないものだったのだと心から思えました
【風俗伝記第一章】は私の出生の秘密から
風俗デビュー前の伝記を綴りました
第二章では2人の子供を出産し
難病を抱える子供を救いたい一心で動き続け
風俗入りをし
またまた私を裏切った夫の
最期を看取るまでのお話を語っていきます
風俗伝記第一章【完】
風俗伝記第ニ章に続く