【風俗伝記第一章14】

～〇〇で働かされた末に出来た子～

実は実母（ユリ子）の母親（私の祖母）は

風俗嬢を斡旋する仕事をしていて

当時まだ18歳の実母（ユリ子）は母親に無理やり

風俗嬢の仕事をさせられていたそうです

実母はその仕事が嫌で嫌で

何度も逃げ出したけどすぐにつかまり

連れ戻され働かされたそうです

その時のお客様として出会ったのが

実父信博さん（仮名）で

信博さんとの間に出来た子が

ミユウだったそうです


この話を聞いた時の私の心情は
とても複雑で自分のことながら
他人事のような‥ドラマの世界を観ているような
不思議な感覚でした

お腹に子供がいる事が分かった段階では

もう堕す事も出来ない時期に入り

私を産む選択肢しかなく

何度かお腹の子を◯そうとしたけど駄目だった！

と実母は言っていたそう

自分が望んで出来た子ではなく

実母（ユリ子）の母親からも捨ててこい！と言われ

産んだその足で
私を養護施設に名前すら付けることなく
捨てに行ったそうです

その後‥養護施設に一度も顔を出す事はなかった

そして翌年にはヤ??クザの彼氏が出来て

妹（リミカ）を産み

3年後4年後には2人の男の子を産んだ

子供を産んでからは親とは絶縁し

実母はそのヤクザの女になり

スナックを経営しながら暮らしているそう

「ミユウを産んだ事は私にとっての最大の汚点！

望んでもない子供を誰が育てるの？顔もみたたくないし私の中では捨てた段階で◯んでる子だから関係ない」と言い切ったその顔には1mmたりとも罪悪感などなかったという

そして実父（信博）からミユウの養育費などの受け取りについて実母は認めなかったが

実父の会社の人に事情聴取すると

娘は◯◯市で美容師をしていてお店の外から

ガラス越しに働いている姿をよく見に行ってた！

と喜んで実父が会社の同僚に話ししていたと言う

情報が入った

私は看護師！妹（リミカ）は美容師！

全てが繋がった

実父の姉（道子さん）が言っていた

実父が払った養育費20年分と学校進学の度に金銭の援助をした分、成人式の着物代や車代や他もろもろ

本当だったんだ？と知った時、受け取っていたのは実父とは血縁関係のない妹（リミカ）だったのです

ただ私はその現実を知った時

はじめて父親（実父）の

愛を感じた気がして嬉しかった

でもその父はもうこの世にはいない…

一度でもいいから会いたかった

夫から関わるな！と言われ

血縁関係の家族と縁を切ることは決めたけど

裁判は父親との親子関係白黒ハッキリつけたかったから辞めることはしなかった

父親が誰か知る権利くらい自分の意思で決めたい

それを夫に伝えると想像にもしてなかった

言葉が返ってきました

【風俗伝記第一章15】

～夫からの衝撃的な言葉～

次回に続く