【風俗伝記第一章11】

～突然現れた腹違いの妹～

実父の姉の道子さん側の弁護士から

【親子関係不存在請求事件】と書かれた
手紙が届いて数日後

凄いタイミングで私の一個下の妹
リミカ（仮名）から電話がかかってきたのです
（今思えばどこで私の電話番号を知ったのか謎）

妹:「ミユウ姉ちゃん～ずっとママから聞いてた

凄く会いたかった。一緒にご飯も行きたい
ショッピングもしたいし離れていた分の時間を
これから取り戻したい」
そんなようなことを言われた

生まれて20年以上

音信不通だった親族が次々に現れ

頭の中はパニックでしたが

私は一人っ子として養父母に育てられてきたので

妹からの電話をなんの疑いもせず

ただただ舞い上がってしまいました

姉妹に純粋に憧れを抱いていましたから

ただ初対面！

私は兄弟、姉妹の接し方が分かりません

長女としてどうあるべきか？

真面目に考えたりもしたけど

本当の姉妹ってどういう関係性なのか

分からぬまま妹のリミカと初対面の日が

来てしまいました

「みゆう姉ちゃん」と抱きついて来られ
嬉しさ半分と変な違和感がありました

気のせいかな？と思いつつも

初対面の印象は
私に顔も含め性格も全く似ている所が
何ひとつなくとにかく心がゾワゾワしていた

父親が違うし環境も違う中で育ったのだから

そんなものなのだ！と自分に言い聞かせました

短期間で2回、3回と会ううちに

私も気を許しリミカも気を許してくれて

何でも話せる関係になり
私は本当の妹との時間を
これからも大切にしたい！と
思っていた矢先の出来事でした

リミカ:「みゆう姉ちゃん実は旦那と私うまくいってなくて離婚して家を出たいから引越し費用をかしてくれない？」と言うのです

毎日DVに合いこのままでは

娘も危ないから！と泣きながら言うのです

私は彼女と姪を救たくて50万を貸しました

それからというもの会う度に少額ではあるけど

リミカは私からお金をむしるようになってきて

私の中で不信感を抱きはじめました

【風俗伝記第一章12】

～豹変した妹～

次回に続く