風俗伝記は事実に基づいたお話です
前回の続きから
【風俗伝記第二章⑤】
~もう女が出来たの~
三下り半を突きつけ出ていき
離婚後半年も経っていないなか
私は風俗の仕事とまだ小さい息子の育児と介護で
正直毎日ヘトヘト状態で
なかなか夫の住む家に荷物を取りに行く事が
出来ずにいましたが
その日たまたま時間が出来たので
連絡し取りに行くと
ミュウ「2階に荷物あるからそれだけ取ったら帰るからお邪魔するね」と言うと
元夫「いやいや、取ってくるから何を持ってくればいい?」と頑なに家にあげようとしない
ミュウ「何って分からないから自分で見て決めたい」
そんなやり取りをしてると2階から
誰かが降りてくる物音が‥
私より10歳は上であろう女だった(驚)
私は外に追いやられ元夫と話す
ミュウ「あの人誰?」
元夫「お前らが出て行って寂しいだろ~だから誰でも良かったんだよ(かなり失礼)
お見合いバーティで知り合って付き合ってる
ただミュウが帰って来てくれるなら
女をいつ追い出してもいいから帰って来てくれ
やっぱり忘れられない!やり直そう」
とまたもや泣き縋ってきた
「でたでた!もうええって!!」(私の心の声)
そしてその二ヶ月後に元夫はその女性との
子供を授るのです
その人との間に生まれた子供は自閉症でした
そこから月日が経ち
私の身体に異変が起きました
出血と激しい腹痛
病院に緊急搬送されて診断結果は【癌】でした
不思議とショックとか悲観はなく
癌になったことへの不安より何より
子供達の事が心配で
特に難病の息子がいつ移植手術になるか
分からない中
とうぶん風俗でお金を稼ぐ手段がなくなり
手術を終えてすぐに風俗ではなく
とりあえず傷が癒えるまで看護師に復活しました
そしで元夫にお願いにいきました
「私は癌になってしまったから息子のドナーには
完全になれなくなってしまった」と
そしたら元夫から思いもよらぬ言葉がまたしても
「癌なんて嘘だろ?ただドナーになりたくないから俺に押し付けるために嘘ついてるんだろ?」と私を疑うのです
「私はアンタみたいなヘタレではないわ!
一緒にすな」←私の心の声です
呆れてモノもいいたくなかったけど伝えなければならないから怒りを抑えて私は口を開いた
「嘘かどうかは診断書でもなんでもだすわ!
とにかく移植の準備として貴方にドナー検診を受けて
ドナーになってほしい!
そのために養育費も慰謝料も全ての財産も放棄したんだから、それだけはお願い聞いて欲しい」と心の声を封印し頭をさげました
「俺だけの問題ではないから奥さん(今嫁)と話しつけてくれ」と言われました
【風俗伝記第二章⑥】
~元嫁vs今嫁~
次回に続く